櫨谷神社

櫨谷神社

推古天皇11年(603年)、櫨谷庄内氏神として歓請として伝えられる神社です。

櫨谷神社 記念誌

櫨谷神社の記念誌デジタルブックができました。

櫨谷神社 義経伝説

櫨谷神社の弓引き祭り。その由来は義経に!

祭神

国常立命(『采邑私記』は天香香背男命)
建御名方命、大日孁命、天児屋根命、譽田別命、瓊々杵命、吉備津彦名(『兵庫県神社誌』による)

由緒

推古天皇11年(603年)、櫨谷庄内氏神として勧請、と伝えられる社です(『如意寺寺社改』)。江戸時代には「妙見神社」(『采邑私記』)と呼ばれ、また、「妙見宮」と呼ばれた福谷村の産神です。柿葺の本社(9尺四面)と藁葺の舞台(3間四面)、楽屋(2間四面)が建ち、東西100間に南北120間の広大な境内を持つ社であったようです(『明石記』)。

祭礼

元旦祭り・的祭り

1月1日
福谷、友清の集落のなかで、その年に選ばれた若者5人と世話役の人たちが祭りの当日の早朝、神社に集まります。若者たちは身を清め、白装束に身を固めます。そして、それぞれが「弓」と「矢」を持って拝殿にぬかづき拝礼します。続いて神社境内の北側に設けられた「的場」まで歩き、「的」から50mほど手前に横一列に並びます。神々に「五穀豊穣」「集落繁栄」「家内安全」を祈り、弓に矢をつがえ、若者たち一人ずつが的に矢を射る、大変清らかな行事です。

秋祭り

10月9・10日
神輿渡御や子ども相撲が行われます。もと15・16日に実施されていました。

神穀感謝祭

12月9日

櫨谷町の各集落では毎年神社の祭礼を執り行っています。とくに櫨谷の「的祭り」や諏訪神社の「例祭」、松本の若宮神社の「つなつくり」は櫨谷の3大祭りといってよいでしょう。

櫨谷神社正面に立つ由来書と社名碑

櫨谷神社正面に立つ由来書と社名碑

弓引き祭りの様子

弓引き祭りの様子

秋祭りの様子

秋祭りの様子

境内神社

稲荷社(稲倉魂命)
大歳社(大年神)
猿田彦命社(猿田彦命)

能舞台と楽屋

能舞台は江戸時代より本殿の正面に向かい合って建つかわらきの舞台で、楽屋を備えていたことが『明石記』にみえています。
舞台は謡番組を記す大正3年10月の額を掛け、「ノブタイ」といわれます。秋祭りに獅子の舞う場、神輿を飾る場として利用されています。
舞台のみ、平成3年10月10日、入母屋造妻入本瓦葺に建て直されています。妙見社舞台(安永2年)とか、櫨谷神社能楽堂(明治42年)とかを記す棟札を残しています。
平成7年1月の大地震で、舞台は一部損傷しましたが、完全に修復されています。

末社の一つ稲荷社

末社の一つ稲荷社

例祭の猿田彦

例祭の猿田彦

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